あれからの日乗

祝福

私に最も影響を与えた男が結婚した。

大学時代に私は彼と毎週のようにゲーセンに行っていた。私の数少ないゲーセン仲間であり、私は彼に出会わなければ、恐らくゲーセンにのめり込むこともなかったし、或いはbmsをここまでやることもなかったかもしれない。

私は彼のことが好きだった。私は同性愛者ではないが、私にとって彼は友人以上の存在だった。

彼は私と同様、もてないオタク系の人間だったが、私とは異なりコミュ力が高く、誰とでも仲良くできる人間だった。彼にとっての私は、数多くの友人の一人に過ぎないと思うが、私にとっては命の恩人のようなものであり、癖の強さはあるが、魅力的な人間である。

彼の新たな門出を祝福し、私はこれからも糞日記を書き続ける。