録画サーバ新調
PCがボロボロなのでぼちぼち新調することにした。
旧スペック
- i5 第3世代
- DDR3 20GB
- GeForce GTX 1060
- PT2
グラボだけは三年ほど前に配信用に買ったものなので、まだ現役で使えるレベルだが、他は厳しい。
新スペック
- ROG STRIX X570-F GAMING
- Ryzen 7 3700X
- DDR4-2666 64GB
- PX-Q3PE4
マザーボードを八年振りに変えた。AMDで組んだのは Athlon 以来である。メモリはRAMディスクや仮想環境に割り当てても到底使い切れない。
なかなかマザーボードを買い換えなかったのは、PT2のためにPCIスロットが必要なためであったが、最早PCIは旧時代の遺物であり、今時のマザーボードには付いていない。
PCIの呪縛から逃れるには、PT3かPLEXのチューナーを買う必要があるが、定価超のPT3は買いたくないので、評判が今一つのPLEXを購入することにした。
組み直し
数年に一回しかPC組み直すことがないので毎回手順を忘れる。
分解 → 最小構成で組む → 起動確認 → 全部繋げて起動
毎回忘れることとして、最小構成で組んでテスト起動するときにはスイッチが必要。ドライバーで端子をショートさせても良いが、スイッチの方が安心感がある。
最小構成起動の図。CPUクーラーが無駄に格好良い。
何とかデスクトップ画面に辿り着けた。
詰まったポイント
SATAケーブルが繋ぎ辛い
ケースとの相性が良くないのか、SATAのポートの位置が非常に挿し辛く、力技でねじ込む必要があった。
BIOSから先に進めない
OSが起動せず困っていたのだが、上の手順で解決した。
PX-Q3PE4の設定
ここからが本番。ここが成功しなければPCを買い替えた意味が無い。
BonDriverをPT2のものから変えて起動……するもチューナー四つともワンセグ画質でしか映らず、途方に暮れていた。
まともに映らない原因はチューナー付属のブースターが強すぎるためらしく、レジストリを変更することで減衰させられるそうなのだが、それをやっても全く変化が無かった。
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恐らくは信号の問題だと思うので、信号が弱い場合にも強い場合にも対応できるように、ブースターとアッテネーターの両方を購入した。
TVTestの表記を見る限り、信号が弱そうに見えたのでブースターを噛ますも、全く映らなくなったのでこれは外れであった。-6dBのアッテネータを噛ますも変化なく、-10dBでも変化無く、-15dBのアッテネータを噛ますと、四チューナーとも全て映るようになった。
TvRockとの連動も問題無く終わり、これで地上波四番組同時録画サーバの完成である。まあ、私はテレビを殆ど観ないので、四本同時に撮る必要性は全く無いし、PCゲームも滅多にしないので、ゲーミングのスペックで組む必要も無かったのだが、大いに自己満足を得られたので良し。
ともあれ無事に脱PCIに成功したので良かった。PLEXは博打要素が強く、PT2のような安定感も無さそうだが、金をドブに捨てる覚悟があるなら試す価値はあると思う。
三月十五日
最近は、女の明らかな遅延行為が目立ち、脈無しであることはとうに分かっていた私は、女の返事を待たずして、既に別アプリに切り替えて、新たな女を探していたから、女に振られたことには何のダメージも感じなかった。
かつての恋愛弱者(今もだが)たる私であれば、斯様な些事であっても、暫く引き摺ったと思うが、婚活女の性格の悪さに慣れた今となっては、何の後腐れもなく、寅さんばりの切り替えの早さでもって、また新たな女を求めればよいだけである。
こういった場合、そのような結末に至るのは私の言動が因であることは多く、実際私が多くの問題を抱えていることは疑いようもないが、こと恋愛に関しては、こちらに落ち度が無くとも振られることはままあり、稀にではあるが、私の方から落ち度の無い女を振ったこともあるから、こればかりは相性の問題としか言いようがないのである。
かの女は重度のアレルギーを抱えて苦しんでおり、健康オタクを自負する私は、この女を治すべく自身の健康理論を補強し、次回この女に会う際には、私の持てる全ての健康知識をこの女に伝授する積もりであったのだが、その機会が訪れることは無かった。結句、女は薬漬けの生活から抜け出せず、一方で私の花粉症は、この女のおかげでほとんど治ってしまったのだから、何とも皮肉なものである。
ここまで推定二十人以上に会っていながらも、私が結婚を考えた女は一人だけであり、その女にも私はフラれてしまったから、つくづく私はまともな恋愛経験を持たずして、理想だけは高い厄介な人間であろうと思う。
私の求める女は、自称テンバガーたる私の市場価値を適正に評価できる、投資家としての確かな目を持っており、かつその女は私の好む容姿と性格を持っていなければならないのだから、そのような女に私が出会う確率は所謂ラノベ的な、空から女の子が突然降って来るだとか、ネトゲの嫁が可愛い女の子だっただとか、無職が異世界に転生するといったような、天文学的確率か、或いはファンタジーの領域のようにも思われてくる。
しかしながら、この婚活というクエストは時限式であり、あと何年か経てば、私がこのクエストを完遂できる望みは限りなく薄くなってしまう以上、今の私にできることは、とにかく可能な限り持てる弾を撃ち続けることである。二十人で駄目なら五十人、それでも駄目なら百人に会い、ありもせぬラノベ的な邂逅に思いを馳せる以外にはないのである。
――そう言えば、最近私は、「ラノベ的な邂逅」を果たしたことがあった。
あのとき出会った女は、ウイルスが怖い女らしく、徹底的なリモート主義であり、私は初めて女とウェブで動画チャットを行った。
女は自身の会社名こそは挙げなかったが、その事業内容の特異さから、私は女の会社がどこであるかを察していた。
一時間ほど自身と女の身の上話をし、当時私は自身を着飾るということを全く知らなかったから、馬鹿正直に自身のニート的半生について語ったものであった。
女と会話を終えた私は、それ以上その女には興味が湧かず、それ切り連絡をすることは無かった。
それから暫く経った後、或る会社から転職のオファーが届いた。そう言えば、あの女はこの会社で採用担当だったなと開いてみると、担当者の名前があの女の名前とよく似ていたため、試しに話を聞いてみることにしたのである。
いざウェブ会議を立ち上げてみると、果たしてあの女だった。女が私のことを忘れていると気不味くなるので、私は何も言わず、女の事務的なプレゼンテーションを黙って聞き終え、
- 「何か質問はありますか?」
- 「覚えがなければすみませんが、僕たち過去に話したことがありますよね」
- 「ふふ、あまりにも既視感がありすぎましたね」
そこからは採用そっちのけで、女と普通に話していた。
- 「名前を見たときから、厄さんじゃないかって思ってました」
- 「僕もですよ」
女は良い男を見つけたらしく、お互い上手く行くと良いですね、という至極事務的な会話で締めた。
私自身、この女にははなから何の恋情も抱いていなかったから、全くもってどうでも良いラノベ的邂逅ではあったが、話のネタにはなるような体験だったし、決して後味の悪い邂逅ではなく、年度末の憂鬱も多少は晴れる思いがした。
いったい、私はいつになれば運命の相手なるものに出会えるのだろうかと思うが、まあ何んとかなるだろうと、半分は楽観的な気持ち。突然女が返事を止めようと、お祈りメールが来ようと、私はまた人間的な感情を押し殺して、次の相手を探すだけであり、どれほど理不尽な思いをしようとも、私はこの婚活ガチャを引き続けるのだろうと思う。
脱毛記 8
髭五回目からの経過
一回目に比べると相当薄くなったが、二日以上伸ばすと一日中苛々して日常生活に差し支えるため、毎日の髭剃りは欠かせない。
太い頬髭については残り数本程度になった。もみあげはサイドと耳から下をデザイン脱毛している最中で、まだ生えてきている部分がある。鼻下と顎はまだまだだが、脱毛開始前からは相当減った。
髭六回目
コース契約したので、ここからは月一で十二回通う。ペースがかなり早いが、安価で一気に仕上げられるので良し。
前日に美容院に行き、もみあげのメンテを済ませた。もみあげのメンテの為、暫く美容院には月一で通う必要がある。
前回の看護師の子が可愛かったので、また撃って欲しいと思うも、今回はよく喋るおじさんが担当だった。しかし、照射レベル高めで丁寧に撃ってくれたので満足度高し。
今までで一番痛く、顔中が赤くなり、ニキビ面の学生のようになった。赤みは三日ほど残り、つくづくマスク文化に感謝した。
赤みが引いた頃には髭の殆どが抜け去った。二週間後にはツル期のピークが到来し、五日ほど髭剃りが不要となった。
もみあげはまだ不要な箇所もあるが、一ヶ月経っても形を維持できるようになり、剃る必要が無くなった。
完全なツルツルには程遠いが、朝の髭剃りはもうしなくても良さそうな感じ。
鼻毛二回目
一回目から一ヶ月経った頃には元通りになっていた。
痛さよりも焦げ臭さと、施術中にくしゃみがしたくなるのが辛い。
投資日記
現在進行中の事案については書く気が起きず、投資日記を始めることにした。
短期目標:月の収支を黒字化する
本多静六には遠く及ばないながらも、可能な限りの質素倹約を心掛ける。証券口座には最低月三万、できれば五万入れるようにする。去年の病的な散財のおかげで、服と美容に金を掛ける必要が無くなったため、努力すれば達成可能である。
母に月に七~八万送っているのでなかなか黒字化が難しいが、昇給次第では証券口座への入金を月十万に増やすことも考える。
中期目標:インデックスファンドを打倒する
リスクを大きく取る必要は無く、利回りは一桁台で良い。最初はマイナスになることもあり得るが、それは勉強代と心得る。
長期目標:アーリーリタイアできる資産を形成する
アーリーリタイアするかはさておき、今のうちにいつでも隠居できるだけの資産を形成しておくことは必要であると思う。
具体的なゴール(貯金額)についてはそのうち考える。
ポートフォリオ
現金:金融資産の比率を3 : 7にすることを目指す。現状は7 : 3ぐらい。
投資方針
短期取引は無し。年単位で保有する中〜長期投資。
投資の勉強
- 投資本:ちょくちょく読む。この世界では素人なりに勉強しないとカモになるだけ。
- 銘柄:たまに紹介する。
副業
このウェブ日記は収益化とはかけ離れた内容であるし、在庫を抱えるビジネスはやる暇が無い。
現状では副業は考えず、まずは本業の年収を上げることを第一に考える。
自身の市場価値を高める
今後私の市場価値は確実に上がっていく。言うなれば、私自身がテンバガーのようなものである。それぐらい根拠の無い自信を持っていた方が人生うまくいく。
昨年美容に力を入れたのも、自身の市場価値を高める行為の一環として行った。音楽ゲームをいくらやったところで、自身の市場価値が上がることはない。
心構え
投資を始めるかどうかは年収の多寡よりも覚悟の問題である。仮に年収200万であったとしても、月に決まった金額を証券口座に入れられるなら市場に参加できる。
しかし、収入が多い方が、短期の値動きに一々動じなくなるので、精神面では圧倒的に優位に立てる。今の株価はバブル気味に見えるが、本業の稼ぎが安定しているのであれば、多少暴落したところで買い場が来たなと思うだけである。
bmsが教えてくれたこと
bmsはコスパの良い趣味である、という言説がある。確かに、bmsだけやっていれば一円も掛からないし、ゲーセンに行ったとしても月数千円か、余程金を掛けたとしても一~二万程度であることを考えると、掛かる金額はたかが知れている。
私はIIDX以外もやっていたから、総額百万近くは使ったように思う。この金額の多寡はさておき、趣味に掛ける金額としては妥当であると私は思う。
bmsはコスパが悪い
しかし、仮に一切ゲーセンに行かず、一円も使わなかったとしても、私はbmsはコスパの悪い趣味であると思うのである。
膨大な時間
bmsを続けるには膨大な時間が必要である。一般的なゲームであれば数百時間もやれば、そのゲームにおいての「廃人」を名乗れるが、bmsの世界ではその程度では凡人にもなれない。数千時間やって初めて一端のプレイヤーを名乗ることが許され、さらにその先に進むには己の人生の全てを捧げる覚悟を持たねばならない。
実力の維持
bmsの実力を維持するには、コンスタントに時間を取り続ける必要がある。一度休止すれば、再び膨大な時間を投じて元の実力を取り戻さねばならない。
週五程度の頻度でbmsを続ける時間を捻出することは、学生や無職であれば難しくはないが、働きながらだと余程の閑職でなければ難しい。
一円のリターンも無い
bmsそのものは一円も掛からないが、どれだけbmsをやったところで一円にもならない。bmsはその成り立ちからアンダーグラウンドの存在であって、収益化できるコンテンツではない。
また、どれだけ上達したところで、同じコミュニティに属する者以外の誰からも評価されることはない。
以上の点から言えば、bmsは投資対象としては避けるべきであると言わざるを得ない。
コスパの良い趣味の例
投資対象として、コスパの良い趣味を二つ述べる。
語学
語学、特に英語はコスパが良い。学習コストは単語帳や参考書、サブスク代程度で済み、留学も不要なので、高い教室に通うなどしなければゲーセン代より安い。
何よりも語学は莫大なリターンを持つ。金額で言えば億を超えると思う。語学自体は道具でしかないので、語学自体を仕事とするよりも、身に付けたスキルを間接的にどう使うかを考えることが重要である。
プログラミング
悪質なアフィサイトがプログラミングを勧めているのは、単にプログラミングスクールのアフィリエイトを踏んで欲しいからであって、「フリーランスで年収一千万!」などと嘯くクソサイト運営者には、まずは自身の収支のエビデンスを開示して欲しいものである。
生き延びるためにプログラミングを学ぶのであれば独学で良く、スクールに通う時点で志が低すぎると言わざるを得ないし、日本のIT業界の歪みも知らずに転職したところで奴隷になるだけである。
プログラミングにおいて重要なことは、奴隷にならないように己の刃を磨き続けることである。コードを書くだけではなく、インフラ回りのことや、所属する業界のことを学ぶ必要もあり、生涯学び続ける覚悟が無いのであれば止めておいた方が良い。
bmsが教えてくれたこと
bmsは投資対象としては避けるべきであると言いながらも、私はbmsを続けてきたことを一切後悔していないし、bmsを続けていなければ、今の私は存在しない。
当たり前のことを当たり前に続けることの重要性
これは全て同じことを言っているに過ぎない。当たり前のことを当たり前に続けることの重要性と、その難しさをbmsは教えてくれる。
正しさを疑うこと
先の例の反証として、前提条件を満たしたにも拘わらず、自分の望む結果を得られないことが往々にしてある。
俺は毎日二時間bmsを二年続けたのに発狂皆伝取れないんだが? という人に対しては、自身の環境と練習方法の正しさを疑うことを勧める。私の旧日記は既に存在しないが、キチガイの如く自身の練習の正しさを日々疑い続けたので、アーカイブを漁ればある程度参考になると思う。
終わりの無いゲームは面白い
私が過去にハマったのはbms、QMAなど、終わりの無いゲームばかりであった。今の仕事における学びも終わりが無く、無限に成長し続けられるところが面白い。
bmsをどこまで続けるのかは難しい問題であり、私は実質的にエア引退状態にあるが、明確に引退を表明はしてはいない。
「わしゃじいさんになっても音ゲーをやり続けるぞい!」の覚悟があれば、生涯現役を貫くことを止めはしないが、アフターbmsの戦略としては、何か終わりの無いゲーム(それが金になるのであれば尚の事良い)を始めておくと、いつか役に立つ日が来るかもしれない。
祝福
私に最も影響を与えた男が結婚した。
大学時代に私は彼と毎週のようにゲーセンに行っていた。私の数少ないゲーセン仲間であり、私は彼に出会わなければ、恐らくゲーセンにのめり込むこともなかったし、或いはbmsをここまでやることもなかったかもしれない。
私は彼のことが好きだった。私は同性愛者ではないが、私にとって彼は友人以上の存在だった。
彼は私と同様、もてないオタク系の人間だったが、私とは異なりコミュ力が高く、誰とでも仲良くできる人間だった。彼にとっての私は、数多くの友人の一人に過ぎないと思うが、私にとっては命の恩人のようなものであり、癖の強さはあるが、魅力的な人間である。
彼の新たな門出を祝福し、私はこれからも糞日記を書き続ける。